本日も引き続きビートメイク講座です。
前回はグルーヴの正体でした!

今回はサンプリングする箇所について的を絞って行きます!
ビートメイクする時のサンプリングの抜きどころ
曲の何処をサンプリングすれば良いの!?
初めてビートを作る方は最初にぶち当たる疑問です!
5分の曲中の中で何処を抜いても良いよと言われてるので逆に迷ってしまうパターンです。
定説としては
- イントロ
- 間奏
- アウトロ

この3箇所は王道中の王道です!
何故ならドラムが入ってない事が多くサンプリングもしやすいから!
イントロやアウトロは楽器の数も少なくピアノ単音で抜ける事もあったり、感想のドラムブレイクでスネアだけ抜いたりもします。
扱い易いサンプルを手に入れる事が可能です!つまりa.k.a 最高です。
ただこの3箇所はみんな抜いているのでネタが被る場合もあります!
抜けるなら何処を抜いても良い
セリーヌディオンみたいな曲だったらサビでもドラム等が入ってない曲もたくさん御座います!
そんな時はガンガンサンプリングしちゃいましょう。
特にサビなんて一番エモーショナルになってる部分ので使わない手はありません!
一瞬でもドラムが消える箇所とか行けると確信したら取り敢えずサンプリングしてストックしておきましょう。
ネタにドラムが入ってても良いの!?
仮にR & Bとかだとイントロからドラムが打ち込まれている可能性があります。
諦めるのは早いです!
EDMやHIPHOPみたいなドラムならまだしも 、R&Bやファンクみたいなアナログで控えめなドラムなら全然誤魔化す事も可能です!
誤魔化しの手段としては
- EQでドラムが出てる帯域を削って弱くする
- サンプルを細かく切ってデカいスネアが鳴ってる箇所だけ使わない
- LPフィルターとリバーブを結構深めにかけてこもらせて&馴染ませる
- ネタのディケイを絞ってドラムを小さくする
- デカいドラムやベースとかを上に足して無かったことにする
- 開き直ってそのまま使って更にその上にワンショットのドラムを重ねる
- 逆再生してドラムを効果音にしてしまう
嘘だろ!と思う方もいるかも知れませんがやってみたら意外にイケる事も多々あります。
完全に排除出来なくても薄くする事が出来れば逆転のチャンスはあります。
むしろネタに入ってるハイハットが面白いグルーヴになってるなんて事も!
一度やってみて流石におかしいと思ったら辞めましょう!
ビートメイクならではの強引さが問われる瞬間です。
自分の琴線に触れた部分を抜く
意外に大事かも知れません。
この部分「滅茶苦茶良いメロディーだな!」「物凄い良い雰囲気でなんか好きだな!」があればそこで間違いないです!
絶対「ここが良い」で抜くとなんとか曲にしたくなって超頑張る事が出来ます。
色んな発想が出てくるしサンプルの切り方を変えたり工夫する原動力が沸いてきます。
これが取り敢えず抜き易いから抜いといただとちょっとBPMが違うだけで即諦めてしまう事が多いです!
一度ビートを組んでみないと解らない
全然良いサンプルが無くて時間だけが過ぎてしまう。
しかし残念ながらデブラージさんぐらいの脳内サンプリングが出来る人じゃないとサンプルを聞いただけでは使えるかどうかの判断は非常に難しいと思います!
思いもしなかったサンプルが化けたり、ピッチを落としただけでも雰囲気がガラリと変わるので一気にDOPEになったりします。
逆にヤバいと思って抜いたサンプルが上手くハマらずクソネタ化してしまう事も。
デブラージは自分はシーケンスを組まずに抜く箇所と切り方だけを伝えてトラックを組んでいたとエンジニアのトウマさんから聞いた事があります!
それくらいの精度の高い脳内再生が可能な人でしたら狙った箇所で1発でキメる事も可能です。
しかし普通はそんな事出来ないので、まず行動して試しにサンプリングしてみちゃう方がずっと悩んでるよりは建設的です!
ネタはその時全部使わなくても良い
これはあるトラックメイカーから聞いた話ですが。
取り敢えずサンプリングしておいてデータを保存しておくという手法!
サンプリングライブラリーを作っておいて必要に応じて取り出す方式です。
これだとボツネタは無くなりますし、色んな曲からコラージュ的にサンプリングしているのでオリジナリティーは異常です!
この手法だとクソネタがガッチリハマる瞬間に遭遇する事が出来ます。
しかし全く違うネタを組み合わせるだけでも難しく、神がかりなサンプリングセンスも要されるので私には出来ない芸当です。
みんなが抜いてるネタでも良い
同じシーケンスじゃなければ全然OKだと思っています。
仮に同じ曲を使用しても抜く箇所や切り方で別物になるしエフェクトやフィルターによってもその人独自のワンループになってくれます!
逆に同じネタを使って俺ならこうやって組むみたいに闘争心をアイデアに変えるのも面白いかも知れません。
元も子もないですがドラムの被り以外はサンプリングを抜くルールは無いので自分の感性を信じて突き進んでしまって大丈夫です!
抜けば抜くほどサンプリングセンスも磨かれて常識の囲いを外して行けるのではガンガン試して行きましょう!
さらにビートメイクの造詣を深めたい本当の変態はコチラの記事↓↓





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