本日も誰が見るんだというぐらいマニアックな記事ですので、興味ない方は即飛ばして下さい!
前に書いた記事の続編になります!
前はパラデータって一体何!?といった観点からお話しましたが本日は更に具体的なります。
AKAI MPCからDAWへ流し込んでパラ出しする方法
MPCのパラの流し込みの方法
AKAI MPC1000やMPC2500などにはパラアウト出来る穴が多数付いています。
現行モデルだとMPC LIVEでは付いていますが、MPC ONEだとパラアウトは無いですね。
ここからパラデータを作りましょうといった話です!
流し込みの手順
- MPCのパラアウトの穴にコードをぶっ刺す。
- オーディオインターフェースとMPCを繋ぐ。
- MPCの再生ボタンを押して、DAWソフトにパラで個別に流し込みRECする。
だけで良いので構造的には非常に単純です!
必要な機材
- MPC本体。
- PCのDAW。
- オーディオインターフェース。
- それらを繋ぐコード。
この4つ、これだけです。
しかしここで注意点!

よし!これで今からパラを流し込むぞという前に非常に大事な下準備があります!
パラの流し込む前の注意点!
ここが一番伝えたい部分です!
このままパラをPCに流し込んで行くと一回の流し込みで終わるなら良いんですが、
当然データが10個以上あれば絶対に一回の流し込みでは終わる事は出来ません。
何故ならパラアウトの穴に限りがあるのでその穴の数しかPCに流し込めないからです。
データが10個以内というパターンはかなり稀だと思います。
バスドラ、ハイハット、スネア、タム、オープンとかドラムだけで個別に出したら10個ぐらいすぐいっちゃいます!
こうなると何回かに分けてPCに流し込む事になります!
そうなると一個重大な危険が潜んでいます!
それは…..
パラデータの頭が揃わない問題
当時これに地獄のように悩まされました!
流し込んだものをDAWで再生しても当然バラバラのタイミングで再生されるので滅茶苦茶です。
当時は耳で聞いて物理的に合わしたりしていましたが、やはり完璧には合わせられず元の2MIXのグルーヴにはなりません!

こんなマニアックな事音楽雑誌などどこにも書いてなかったので非常に困りました。
そんなときにエンジニアのトウマさん流し込みの解決策を教わりました。
パラデータの頭を合わせる方法
これは非常に単純ですが。
これでバラバラにパラ出ししたとしても、頭のスネアの波形をキッチリ揃えればその後の音源のタイミングは必ず合います!
本当に100パーセント正確には合わす事は出来ませんが、なんの目印も無く耳で合わせるよりかは確実に精度を上げる事が出来ます!
こんな子供騙しの手法を全く思いつけなかった自分が本当に恥ずかしいです。
当時はすごい悩んでいたので本当に衝撃でした。
あの頃なら情報量として2万は払っていたかも知れません。
こんな感じでパラアウトが付いているMPCサンプラーならこんな感んじでパラデータを作れます!
現行のMPC LIVEやMPCONEだとワンクリックで内部で全てのパラデータを自動で書き出してくれる半端ない機能があるのでわざわざコード繋いでパラ出しなんてする人は少数かも知れません。
私も使いましたが数分で終わるし超楽です!
しかしこの書き出すやり方だと仮にアウトボードやSP-404のコンプを通したものをPCに録音したい場合は出来ません。
ハード機材特有の味を大切になさっているビートジャンキーは最新の機材でも流し込むのもいいかも知れません!
時間かかるし面倒ですが是非参考にしてみて下さい!
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