前にブルーハーブの配信でビートメイク講座をO.N.Oさんがやっていたんですが。
リアルタイムで全然見れずに落ち込んでいたのですが最近動画をYouTubeにアップしてくれたので大変感激しました。
O.N.O(THA BLUE HERB) のBEAT-MAKING講座を見て学べる事!ゴーストノートの打ち込みを徹底的にトラックメイクに活かす!
O.N.Oの緻密なシーケンスは謎に包まれていてサンレコなどにも載ってましたがどうやって一から曲を組み上げるのかまでは話していなかったのでずっと気になっていました。
O.N.Oさんは説明不要だと思いますがTHA BLUE HERBをファーストから支えてきた伝説のトラックメイカーです。主にAKAI MPCをメインで今でも使用してるのでMPC使ってる人には参考にしかならないと思います。
O.N.O(THA BLUE HERB) のBEAT-MAKING講座で学べる事
- 機材の操作が早過ぎる
- ドラムのゴーストノートの量が異常
- ブレークビーツを使い過ぎている
- ドラムの隙間を埋めまくる
- グリッドでカッチリ合わせる
- 殆どドラムのみで聞ける様な状態まで持ってくる
- シーケンスを組みながら既にミックスを想定している
- リアルタイムで打ち込む事もある
- ドラムを組み替えて展開を作る
- ウワモノはコードで弾いていく
- 但しちょっとサンプルも組み込んでいる
- ベースなどもキーボードも使って打つ
- イントロアウトロは基本ミュートで作っていく
- 組み上げ自体はこの工程を1時間でやる
とまあざっくりこんな感じの発見が私にはありました。
こっからは印象に残ってるものだけ特筆させて頂きます。
ドラムのグルーヴを生むゴーストの作り込みが異常
多分そうなんだろうなと勘付いてはいましたが。
かなりの数のゴーストのドラムを配置してるのが驚きました。

まさか小節に殆ど隙間が残ってないとは!?
HIPHOPは隙間がミソだと思っていた自分にとってはのっけから固定概念を破壊される気分です。
しかも殆どがブレイクビーツをバラしたものが配置されいるので、後ろで鳴ってるハイハットなども含まれているのでかなりの音数になってると思います。
こんなにサンプリングした生音を使用してるのは意外でした。
ガチガチにグリッドでキッチリ合わしてるのにも関わらずグルーブを感じるのは生の残響が残っているからかも知れません。
ベロシティーやEQでゴーストドラムを調整しているのでメインとぶつからずにかつグルーヴも出せるみたいな空間を作ってるのは凄いです!
ある程度ドラムを組んだ時点で殆どこれで成立してるぐらいの状態になってるのも面白いです。
展開の作り方もドラムで作ってるのドラムで感情を表現している様な感じです。
グリッドだけでは無くリアルタイムで打つ事もある
これも意外だったんですが。
グリッドだけでシーケンスを組むのでは無くハイハットはリアルで打ち込んでいた所です。
あえて外して感覚的にいく部分もしっかり用意してるのが踊らせてくれる秘訣かもしれません!
ウワモノのベースやサンプルやシンセはシンプルに
ドラムとは打って変わってウワモノの入れ方はかなりシンプルに感じました!
ドラムがテクニカルなぶんシンプルに打ち込んでも全然聴けるので全く問題ないです!
音数は逆に少なめで結構余白も開ける様な打ち込みでした。
ここに関しては結構一般的だなと思いました。
この一曲の組み上げ工程を1時間ぐらいでやる
これは機材の操作スピードや理想の音像が見えているからかも知れませんが物凄いスピードだと思います。
ネタ選びから含めたら勿論もっと時間はかかるとは思いますが。
ずっと制作に向き合って来た熟練度が可能にしているんだと感動しました。
BEAT-MAKING講座で一番の山場はやはりドラムシーケンスだったと思いました。
ジャストに打ってもBEATに幾らでも躍動感を出せる可能性を教わりました!
特にMPCを使ってる人はソフトウェアが同じなの非常に参考になると思われます。
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