iPadでビートメイクをしたいと思っていろいろ試してみました
マッドリブ先生がiPadのみでかなりやばいアルバムを作ったと聞いて私もiPad持ってるんでちょっとやってみようかなと思ったのがきっかけです!
MadlibのBandanaというアルバムですが、実際に聞いて見たところアイパッドで作ったとか嘘を付くんじゃねーという出来でした。
それからいろいろYouTubeでiPadを使って音楽制作している人を調べてみたり、GoogleでiPadで使えるトラックメイクのアプリなどを研究したりしていました。
iPadだけでMadlibのBandanaの様なビートメイク は出来るのか!?アイパッドで作曲するメリットやデメリット徹底解説!
という事で、速攻で結論から言うとiPadでのビート制作はあきらめることになりました。
僕の作っているヒップホップと言うジャンルや人の作り方がかなり偏っているための結論だと思います。
ですのでiPadで音楽を作るのが悪いとか、性能が追いつかなくて作れないと言う事は全くないと思います。
実際にiPadにmidiコントローラーをつないで音を鳴らしたり、オーディオインターフェイスをつないでマイクの音を拾ったり録音したりしてる人も実際にこの目で確かめたので普通に使えば音楽を作れる事は間違いないです!
iPadでビード制作を行わなかった理由6選!!
家で使うなら正直パソコンで良い
出先でサブ機としてiPadでトラックメイクする分にはいいかもしれないですが、自分が家にいて家にiMacとかがあるのにわざわざiPadを使う理由がないかなと思ってしまいました。

そもそもカフェとか公園で音楽を作りたいと言うオシャレ馬鹿な欲求がないため、小さなiPadを持ち歩いて制作をするということがほとんどないのです。
出先とか出張先のホテルとかでトラックメイクをどうしてもやりたいと思っている方だったらオススメはできるかもしれません。
後はベッドに寝転がって制作したいと言う方もいいかもしれませんね。
結局いろんな機材をiPadにつないで制作することになるのが怠い
せっかくiPadと言うスマートな機材があるのにMIDIコントローラーとかオーディオインターフェイスを繋げたりするので持ち運びをするにしても結局大所帯になってしまうのであんまりiPadの意味がないなと感じてしまいました。
iPadを使用していてもMPCのようなゴムパッドを叩いて打ち込みたい
iPadのアプリでのような画面上に表示される四角いパッドを叩いてビートを組めるものがあるんですが、当然ですけどiPadの画面上はガラスで硬いので力を入れて叩きにくいし反動などもないのでグループを作りにくいような気がします。
そうなると付属のMIDIコントローラーみたいなゴム製のパットを購入してiPadと併用することにはなるんですが、その2つになっちゃうと「もうMPCでよくない?」って思っちゃいました。
結局出先で使用するにしてもその2つを持ち運ぶのでもうMacBook Proを持ち運ぶ運んでるのとあまり変わらない感じになっちゃいます。
ただしこの点に関しては私のビートメイキングの癖というかこだわりみたいなものなので別に全然ゴム製のパットなんていらねーよと言う人はあまり関係は無いかもしれません!

でもやっぱりiPadタッチするのはいいけど叩くのはちょっと抵抗がありますね。叩きすぎて液晶不良とかになったらめんどくさいです。
iPadのタッチパネルに向き不向きがある
タッチパネルを使って例えばギターの弦を弾くアプリとかで弾いたりチョーキングさせたりと指を使ってアクションさせるのはiPad独自の強みだと思うのでその辺は感覚的でめちゃめちゃいいなと思うんですが、その他のオートメーション描いたり楽器をミュートしたりとか普通の作業だったらパソコンのマウスの方が全然早いような気がします!
もちろんこの点は長年パソコンの作業で慣れていると言う部分もあると思いますが、タッチするよりもマウスでクリックして操作する方が早いなと思う点がいくつかありました。
もちろんマウスもiPadに付属としてつなげることができますがそれをやっちゃったらもうMacBook Proでいいじゃんと言う感じになっちゃいます。
サンプリング主体の音楽を作っているから
打ち込みよりもサンプリングメインの音楽を作りたいので、そうなってしまうと結局オーディオインターフェイスとかこだわっている人ですとレコードプレイヤーからサンプリングすることなるので結局iPadのみではなく機材が増えてしまいます。
音源をまるまる1曲iPadでダウンロードしてチョップして編集するのもやろうと思えばできると思うんですが容量も時間もかかりますし、スプライスなどのサンプル音源はつまらないのであまり使いたくありません。
iPadで最終的な完成まで持っていける自信がない。
やっぱり細かいところは静かな部屋でヘッドホンなどをしてPCを使って最終確認すると思うので、二重にめんどくさいことになってしまいます。
IPadで商品のようなカンパケレベルまで持っていける自信は全くないです。
iPadでビートメイキングするとメリットが多い人
- 出張とか出先や移動中に音楽を作りたい願望がある人。
- DAWで打ち込んで音楽を作り完結できる人。
- iPad以外の機材が必要なくてオーディオインターフェイスとかMIDIコンとかが必要ない人。
- そもそもサンプラーやパソコン機材がなくてiPadしかない人。
- トラックメイクをしたことがなくてどうやったらできるのか試してみたい人。
- 逆にパソコンとかサンプラーで音楽を作ることに飽きてしまって刺激を求めている変態さん。
- iPadの綺麗な画面が好きでタッチ操作に慣れていたりストレスがない人。
- iPadではアイディア作りやスケッチ程度に留めて、後は家に帰ってじっくり完成させる制作方法をとっている人。
- アイディアに煮詰まってしまっていろいろ実験して面白いビートを制作したい人。
こんな人はiPadでのビートメイクに向いてるかもしれません。
iPadが音楽制作に向いてないと言うわけではなくて単にサンプリング主体のHIPHOPの私の制作方法がはまってないと言う結論にいたりました。

パソコンじゃないのにオーディオインターフェイスをつないで録音できたり音が出せるのはものすごい技術の進歩だと思いますし、それだけで作ってる人は本当に尊敬します。
私は何か特別な理由がない限りiPadでは音楽を作りませんが、もしも手持ち無沙汰のiPadがあるなら音楽制作アプリも有料のものと無料なものがあるので気軽に試してみるのもいいかもしれません!
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