第11回 ビートメイクにおけるグルーヴを作る正体とは。そもそもラップとかでも言うグルーブ感ってナニ!?

ビートメイク講座

本日はいつにも増して非常にフワッとした掴み所のないテーマです!

前回がクオンタイズで上手くノリをコントロールする回でしたが。

第10回 AKAI MPCでクオンタイズの打ち込みを人間的にズラしたい時の裏ワザ!TIMING CORRECT の STRENGTHを使いこなせ!
リズム感が無いならもう人工的にグルーヴを生み出しやがれ!

トラックメイカーだけではなく全ての表現者の永遠のテーマ a.k.a グルーヴ。

今回はその実態に1ミリぐらい近付きたいと思います!

 

ビートメイクにおけるグルーヴを作る正体とは!

 

グルーヴとはどう言う事?

グルーヴ出ているといった状態は言葉で説明するとノリが良いみたいな状態です!

辞書的な意味は正確にはわかりませんが。

あくまでも自然に途切れずにリズムがうねっている様な感覚です。

前ノリや後ノリなどジャンルによって分けられることもあります!

主にドラムなどにグルーヴという言葉は使われますが、もちろんベースや上ネタやラップ、ダンスにも存在します!

グルーヴとは感覚的なものなのか

最終的には感覚的なもので仮に数値でグルーヴを出しに行っても人が聞いて全然ノリが出てないねと言われたらそれはダメという事です。

良く2小節目と4小節目のバスドラとかスネアをちょっと後ろ前ににズラすと良いノリが出るとか良く聞く話ですが!

結局最後は全体のシーケンスを耳で確認して決める事になるので数字だけ追っていてもグルーブは出せません。

決まった数値で合わせに行ってもBPMもドラムの音色も使うネタもエフェクトも毎回違うので一曲ごとに細かく調整していく羽目になります。

グルーブの判断基準とは?

これも非常な曖昧な解釈で宇宙は何メートルですか?みたいな問いですが。

 

伝説のトラックメイカー
伝説のトラックメイカー

まずは絶対必要な大事な要素として制作者つまり自分がノリを感じている事!

当たり前ですが自分が全然ノリを感じてないのに他の人に提供してもあまり反響は期待できません!

自分がクソ頭振ってるのにそれを聞かせた時棒立ちでもムカつきますが。

他人の評価は置いといて腑に落ちるのは自分の出したグルーブがガンガン腰に来るものを作れた時です!

自分のグルーヴ感が間違っている可能性もありますが、こっちは折れるまで首を振っているのに自分が100対0で不正解なんて私は思えません!

「マジでこのノリが分かんねーのかよ」が出来たらもうほぼ正解です。

5年後に「世界の音楽を勉強してやっぱり俺が間違ってたわ」となることもあるかも知れませんが、その時全力で気持ち良くなってしまったらもう仕方ない生理現象なのです。

逆に2億人に正解のグルーヴを突き付けられても自分が聞いて気持ちわりーなと思ったらそれで良いのです。

 

具体的なグルーヴの出し方

ベロシティーで音の強弱を変えろ

仮にクオンタイズでガチガチでも音に強弱付けるだけでも一気にノリが出る事があります!

バスドラの2発目は思い切って下げたりするだけでもそこにグルーブ感を産み出すきっかけになります。

ドラムに色々試して気持ちー強弱を探りましょう!

ディケイを絞って音の長さを変えろ

早いBPMでスネアの余韻をガンガン出されてもすぐにバスドラが迫って来てるのでゴチャゴチャしてしまいます!

そんな時は音の長さを短くしたり伸ばしたりてスッキリさせましょう。

ベースも短く連打するとリズミカルにグルーブが出てくれます!

逆にBPMが遅ければ伸ばしてハマることも良くあります。

ハイハットをズラし過ぎるな

リズムを採る基準となってくれるハイハットがズレ過ぎてると上手く乗れない時が多いです!

ハイハットはズラすと機械感が一気に無くなるので有効手段では有りますが。

クオンタイズを外すならジャストめで打つぐらいが丁度良いです!

さらにグルーヴにモタつきが欲しい場合はキックとスネアでガッツリズラしましょう!

サンプルのチョップを1音〜3音単位にまでバラせ

サンプルが長いと自由度が無いのでネタのグルーヴが出てない時はかなり細かくちぎります!

自由度が増すのでドラムに合わせ易くなります。

リバーブでグルーヴを途切れさせるな

ものすごく薄くて良いのでドラムやネタに残響を足して途切れない様な流れを作りましょう!

コレがあるだけでネタやドラムがブツ切りでは無く滑らかに繋がってる様な聞こえになります。

タイムストレッチに決して頼るな

別に使っても全然良いんですが。

タイムストレッチを使わずにチョップの仕方を変えてドラムなどに合わせると面白いグルーヴが生まれる事が有ります!

遅いネタでも細かく切って繋げると早いドラムにも合わせられるしBPMが遅い分ミラクルが起こります。

なんかツマラナイ時はBPMを合わせずに藤原拓海の様にテクニックで無理矢理どうにかしましょう!

BPMを85前後にしてノークオンタイズで勝負しろ

 

BPMが早いとグルーヴは出しにくいので90以下に落として下さい!

クオンタイズを外して良い感じにズレるビートを組み上げます。

首の振りが途切れずにぎこちない箇所が無くなるまで詰めて下さい!

最後はコンプでハードの一体感を出せ

元も子もないんですがコンプを掛けただけでもビートが跳ねて一体感が出る時が有ります!

コンプじゃなくてもMPCの様なハードを機材を通して音を出すだけで分離してたモノが混ざって一体化して聞こえる時があります。

もちろん良くも悪くもなのでビートに立体的な分離感が欲しい方は全然やらなくてもOKです!

グルーヴ感は養える物なのか!?

最後の問いです!

グルーヴ感やリズム感の様な物は制作していく過程で身に付いて行く物なのか!

私は最初は無くても徐々について来るものだと信じています。

昔ダンスのスクールを転々と通っていた事があるんですが、必ず言われたのが「今グルーヴ感が掴めなくてもいずれ嫌でも掴む事になる」という事でした。

確かに初めは全く上手く踊れなかったんですがずっと練習してたらいつの間にか人並みのリズム感が身に付いていたと感じています!今は初見のビートでも余裕で踊れます。

 

ひたすら製作でグルーヴを突き詰めていく過程でゆっくりと開花していくと勝手に思っています。

 


 

こんな感じです!

グルーヴは理論の外の解釈も多く参考書を読んでもフワッとして感覚的な説明になってしまいます。

簡潔にまとめると自分が一番自然に揺れて楽しめていれば正解です!

クラブにいる女が踊りながら片手に持ってるジンライムの遠心力と同じです。

グルーヴを出すために様々なアプローチがあるので懲りずに探って行きましょう!

 

 

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