8枚目のアルバム、SHU-THEIZM8ついての実験や対策!?

音楽

好きな漫画は桜通信、どうも僕です!

 

とうとう8枚目のアルバム、SHU-THEIZM8が2021年の7/17にリリースされました。

今回は配信ストリーミングのみの発売になっております。

SHU-THEIZM8とは!?

 

正直アルバム自体はもうすでに2年前ぐらいに曲は完成してるような状態でした。

いろいろ MV やその時のコロナなどの状況の関係で リリースが2021年にだいぶ持ち越しとなってしまいました!今となってはもうかなり昔のことのように感じます。

 

リリックやいいたいことや方向性は今のノリでとは全然違うものになってしまっています。

まぁ全てにおいて言えるのですが、だいぶ時間が経過してるのでそれも仕方ないことだとは思います。

 

いや、どんな感じなの!本当に良いの!?

 

アルバムはこんな感じの無敵の布陣になります。

 

  • RAP by SHU-THE
  • Track by ORESAMA
  • All Mix by PIANO FLAVA
  • All Mastering by 塩田 浩

 

ピアノフレイバ ーさんは前からお世話になっているトラックメーカー兼エンジニアの方でいつも非常に素早く外さない仕事をしてくれる 印象でございます。

何度もやっていますが、このアルバム自体かなり前のものなのでどんなわがままを言ったのかすら忘れてしまいました。

おそらく いろいろ細かい注文をまるで姑のようにつけたんだと思います。

納得がいくまで何度もやり直してくれました。人として本当に素晴らしい対応です。

僕みたいな心の器では絶対に務まらない仕事だなと思いました。 

 

マスタリングを担当してもらった塩田さんとは今回が初めてです。

 

その界隈では有名な方なのでずっとやって頂きたいなぁと思ってたんですが、8枚目でとうとう実現しました。

曲をマスタリングに出してから次の日にはもう完パケで返って来たのにはかなりビビりました。

「いや、プロだから」というのを目の当たりにした体験ですね!

非常に柔らかくて何回も聞いても耳が痛くならないレンジの狭いアナログな感じに仕上げてくれました。

 

 

 

曲の成り立ちや実験と考察!

 

これももうだいぶ昔のことなのでほとんどの事は忘れてしまっているんですが。

一曲ずつ考察して行きます!

 

1.Emotional

この曲は音楽を止めてしまった高校の友達に対して歌っている曲です。

もうすでに住んでいる場所さえ分からずに、実家だけ知っているんですがその郵便ポストに自分のアルバムを入れるか入れないかの何とも言えない心の葛藤をエモーショナルに描いています。

正直もうこの説明だけで泣きそうです。

トラックで使用しているピアノのネタはもう7年ぐらい前に MPC 1000でサンプリングしたずっと使わなかったネタだったと思います。

 

2.ボロは着てても

この曲はファッションに対しての怒りみたいなものを非常にコミカルに描いています。

たかが洋服なんですがそれに対してなぜかずっと悩んでいた時期があり、ブランド品や古着などを散々ディグしても、週一で高円寺に洋服とかを買い漁りに入っても何一つ心が満たされなかった時の経験をもとにリリックを書いています。

トラックも僕にしては珍しく明るめです!

かなりの大ネタを細かくMPC2500でぶつ切りにしております。

 

3.モヤシ

この曲は貧困についてかなりシリアスにリリックにしています。

貧困層と裕福な層の二つ視点でバースが分かれています。

お金に対しての曲はある程度のスキルがないと単なる僻みみたいに思われてしまうので。

まあ僻みなんですが。

 

この曲ではなるべくフローで面白く見せてやろうと いつもより頑張っています。 

「あと何回自費で治せば報われる?」などの歌詞は実際の体験を元にして書いてますが、もやしを食べることはほとんどないです

 

もやしの MV はすべてワタナベ先生渋谷の立体駐車場みたいな所で撮影していただきました。

恥ずかしかったです。

 

4.終の住処

この曲は先輩のDJカツヤ先生が一軒家を建てた時に遊びに行った体験から描いた曲です。

この時期やたらと見せしめのように一軒家を建てる人が周りに多かったので、 それに対するヒップホップ的な Anthem の意味を込めて作りました

コミカルなトラックを使ってわざわざ負債を抱えに入っている人たちを詩的に追い詰めるような構図です。

 MV はクズレペゼンを撮ってもらった時の監督POL Filmにお願いしました。

最後の方でトイレから出てきてドラム式の洗濯機に吸い込まれてしまうシーンは僕が案を出したんですが、苦笑いされたのをよく覚えています。

恥ずかしかったです。

 

5.ままごと

この曲は同棲の苦労や甘酸っぱさを描いた曲です。

サンプリングした原曲が非常に優しい雰囲気だったのでアルバムの中ではクッションのような存在になっております。

自分ではまあまあ気に入っていたので MV にしようかどうかギリギリまで悩んでいたんですが、いや1枚で MV 作りすぎだろという結論に達して止めました。

サビの歌のメロディー部分はまあまあ好きです。

一番最後のたたみかけるようなバースもかなりフローの遊びを意識しています

6.Last order

こちらも今回、数少ない恋愛の曲の内のひとつです。

哀れな男が昔の読み切りの恋に思いを馳せる青春群像です。

 

サンプリングのピアノが切なくて非常に大人っぽかったので、とあるバーが舞台となって物語が進んでいきます。

手法としては poetry のように語り口調なんですが、ただの語りにはしたくなかったのでかなり言葉の響きや韻を短い小節に配置してグルーブで遊んでいます。

 

雰囲気にぴったり合った声のSEやSP 404で加工したレコードのような質感のピアノは結構気に入っています!

こちらも MV にしたかったんですが、全く映像が浮かばなかったので即ボツにしました。そんな自分も恥ずかしかったです。

 

7.貴方が会社を辞める時

この辺からアルバムの流れが変わってきて9曲目まで連作の様な形になります。

甘酸っぱい恋愛群像劇から一転して急に日本社会の闇みたいなものを無理やりぶち込んできます。

8割が私自身の体験と残りの2割が知人の体験などを織り交ぜてリリックを書いています。

この中に出てくる数々の職業も実際に自分が体験したものがほとんどです。

トラックはこちらも大ネタを MPC でぶちぶちにチョップしています。

これは意図的にチョップしたものではなくて確か間違って切ってしまったピアノが面白くてそれをそのまま採用しました。

 MV はワタナベ先生に役者さんなどを使っていただいて今までに無い映画のような感じで作ってくださいました。

今までの MV の中で一番時間も金もかかっているのに、リリックビデオよりも再生回数が少ないことで少々頭が変になってきています。今は無理矢理に夏の暑さのせいにしています。

貴方と言うか、もうお前が辞めろと言われているようで恥かしいです。

 

8.病める時こそ

この曲はツレがうつになりましてと言う宮崎あおい大先生が主演の映画を見た直後に書いた曲です。

その後に原作の本も 読ませて頂きました。

私自身は病気になったことはありませんが、自分の実体験みたいなものも含んでリリックを書いてるので原作とは結構違う部分もあると思います。

私の知人にもうつ病が原因で亡くなってしまった方などもいましたので、このテーマから目を背けてのうのうと生きるのはラッパーではないんじゃないかと言う結論に至り曲にしました。

ピアノラインが非常に優しかったのでサビのメロディーラインがバースよりもかなり前に完成していました。 

MV はまたもやワタナベ先生に作っていただきました。

動画ではなく写真家のr_y_o_t_aさんの撮ってもらった写真をもとに作ったのですが、MVの何倍もzoomで打ち合せしたのを覚えています。動画より簡単でしょとタカをくくっておりました。

動画と違い写真の流れが全然決まらなかったのです。

MVの最後の恥ずかしい言葉はみんなで考えた言葉をわざわざ繋げて作っています。

僕はあまりの恥ずかしさにACジャパンを丸パクリしました。

 

9.自殺配信

この曲の発想は、Twitter で回ってきた配信の動画を偶然見てしまったところから思い立ちました。

本当に簡単に電車の中に飛び込んでいってしまうので何とも言えない恐怖を感じたのを覚えています。

ずっと書きたいテーマでしたがどのような構想にすればいいのかが分からずに宙ぶらりんになっていました。

 

そこでこの世界を去る側と残る側で視点を変えることで 正解なんてまともにあったもんじゃないっていうこと書きました。

女の子と車掌から見た世界を妄想のみで描いています

なるべくリアリティを追求したかったのでとりあえず調べまくり、固有名詞も出しまくりました。

 

必ず残って生きていく側がいるんだということを伝えたかったんです。

 

トラックは大ネタでドラムシーケンスか不安定さを作り出しています。

 YouTube にもあげようと思ったんですが、 気に障る方もいると思うのでギリギリで辞めました。

 

10.SHU-THEIZM Pt.4

IZMシリーズは毎回やっているんですが 、特に曲の意図は無く常日頃思っている思考の癖みたいなものをぶちまけております。

一番力が抜けていて。

ここではポエトリーも必要ない世界。

別に良い人でいなくてもいい、最も自然体な本来の構えのような 一曲です。 

 

メッセージ性なども何もないですが、後々と聞き返すと意外に普遍的でいいことを言ってたりもします。

 

トラックはジャズのサンプリングでこれも結構細かく MPC でチョップしているので色んなギミックが詰まっています。

最後の曲なのでしみったれた感じじゃなく全体的な疾走感を意識して作りました。

 


 

以上が全体的なアルバムの考察になります。

ここまで書くのに3時間ぐらいかかりました。

 

今回のアルバムは機材MPC 2500で 制作した最後のアルバムになります。

次のアルバムは使用機材が一新されているので、軸はそんなに変わらないですが今までとは違った作風になってくると思います。

 

どうかSHU-THEIZM9まで健康で生き延びてくださいませ。

 

そして3時間かかったのでここまで読んでいただいた方は、

大人なのでもうわかってると思いますが必ずアルバムを週に3回ぐらいのペースで通して聴いていただきたいです

 

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